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鏡を手放して身についたこと

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鏡を手放して身についたこと

鏡を手放して身についたこと

2026/05/11

1年前の私は、
着物を着るということが
とてもたいそうなことだと

思っていました。

 

それが今では、
ちょっとしたお出かけにも
着物を選ぶようになっています。

 

着付けのお稽古を始めて、約10ヶ月。

今週末はいよいよ検定試験です。

 

昨日は試験前、最後のお稽古でした。

15分ほどで、鏡を見ずに

着られるようにはなりました。


けれど、鏡を見ないと

仕上がりが少し気になります。

 

最初に鏡を見ずに着たときは、
恥ずかしくて、

とても外を歩けないと思うほどの

出来でした。

 

それが今では、
多少気になるところはあっても
外を歩けないほどではなくなっています。

 

鏡があると安心です。
鏡がないと不安で、つい見たくなる。

 

でも、鏡を見ている限り
いつまでも

“鏡なし”では着られないのです。

 

だからこそ、

あえて鏡を見ずに着る練習を続けてきました。

 

すると不思議なことに、
回数を重ねるうちに
自分の体の感覚で着られるように

なってきたのです。

 

「やらなければ、できるようにならない」

 

着物を通して、そんな当たり前のことを
改めて教えられているように感じます。

 

そして今では、
着物は特別なものではなく、
日常の中の選択肢のひとつになりました。

 

お芝居を観に行くときも、
ちょっとした食事に出かけるときも。

 

服を選ぶ手間がなくなるのも、
着物の嬉しいところです。

 

鏡を見ないと不安だった私が、
鏡がなくても大丈夫

と思えるようになったように。

 

少しずつでもやってみることで、
人は変わっていくのだと感じています。

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オフィス空(義永直巳)
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