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処分の保留

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処分の保留

処分の保留

2026/06/20

 

クローゼットがいっぱいなのに

「着る服がない」というのは

よく聞きますが、

 

実家の母は

冷蔵庫がいっぱいなのに

「食べるものがない」

と言います。

 

「食べるものあるやん、

 冷蔵庫の中にいっぱい…」

と言うと

「ない」

と主張します。

 

今、食べたいものがない

ということなのです。

 

私は、一人暮らしが長いので

同じものを続けて食べることに

何の抵抗もこだわりもないのですが、

母はそれが嫌なのだそうです。

 

それなら、少量を作れば良いのに

いつも作る量は多め。

 

食べきれなかったものを

保存容器に入れて冷蔵庫に入れ、

翌日に食べたらいいのに

翌日に食べきれず、

また次の日に作ったものが残って…

 

そんなことを繰り返しているので

冷蔵庫の中は半分以上が

保存容器に入ったものです。

 

しかも、

いつ作ったものかもわからない。

 

2日目に食べなかったら処分でしょう

と思いますが、

腐るまで置いてると思います。

 

それで思い出しました。

”処分の保留”ということを。

 

先日伺ったクライアントさんのところでも

処分の保留ということが

当たり前になっていました。

 

「気に入ったものではないので

 いずれは処分しようと思うけれど

 今じゃなくて、また後日」

 

とおっしゃったので、

 

「いずれ処分するなら

 今でも良くないですか?」

 

とお伝えすると

確かにそうですね と。

 

処分の保留が当たり前になっていた

とおっしゃっていました。

 

うちの母も同じ

処分を保留していくタイプ

 

今食べたいものはその時だけ。

次の日には違うものを食べたいと思う。

 

それなら、

余ったものは処分すればいいのだけれど、

せっかく作ったのだからと

置いておく。

 

それが溜まっていく。

 

その繰り返しで

冷蔵庫がいっぱいになっていくのです。

 

決断の先延ばしが
モノを溜め込む仕組みなのだと
気づかされます。

 

冷蔵庫の中も、
クローゼットの中も、
私たちの人生も、

 

「また今度」

が積み重なると、
本当に大切なものが
見えにくくなるのかもしれません。

 

来週、母が入院するので、

その間に、冷蔵庫の断捨離をしたい気分です。

 

そんなことすると、

きっと怒るだろうな。

 

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オフィス空(義永直巳)
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