初日の楽しみ
2026/04/03
今日は朝から大阪松竹座へ。
松竹座のさよなら公演、
御名残四月大歌舞伎の初日でした。
開場前の劇場前には多くの方が
集まっていました。
今日はダンシャリアンさんに
ご一緒いただきました。
お互い、着物でお出かけです。
四月と五月は松竹座閉館に伴う
御名残公演。
大阪道頓堀で江戸時代から続いてきた
芝居文化は関西の大切な文化の一つ。
名残を惜しむ気持ちよりも
続けてもらうためにできることを考えて
今日も松竹座へ足を運んでいます。
道頓堀の芝居小屋は継続するように
検討することになったようですが、
松竹座は一旦閉館になるようです。
演目は、どれも見応えのあるものばかり。
一幕目の彦山権現誓助剣から毛谷村は
片岡孝太郎さんのお園の怪力加減や
一目惚れした六助への
積極的なアプローチが凄かった…
時代は天明6(1786)年。
そんな積極的な女性がいたのかと
驚きます。
物語の世界なので、
理想も含めてのお話だとは思いますが。
二幕目の「夕霧名残の正月」は
坂田藤十郎丈の七回忌追善の演目。
2005年に南座で藤十郎丈の伊左衛門で
初演された演目です。
遊女夕霧に入れ込んで、
多額の借財を抱え家を勘当された
大店の若旦那伊左衛門が
悲しみのあまり夕霧の亡霊に出会うお話。
今回は伊左衛門を虎之介丈、夕霧を壱太郎丈
二人とも藤十郎丈のお孫さんです。
芸を繋ぎ、継承されていくというのを
感じさせられます。
伊左衛門が夕霧の打掛を纏って踊るところで
イヤホンガイドの解説者が
「身につけた着物には愛情が宿る」と
言われていました。
その人が身につけた着物には
その人の気持ちが宿る
というのは聞いたことがあります。
このお芝居では、
夕霧の伊左衛門への愛情が宿っていた
ということなのでしょう。
モノに気持ちが貼り付く
という考え方は
昔からあったのですね。
三幕目は「大當り伏見の富くじ」でした。
「鳰の浮巣」という作品を元に
歌舞伎で喜劇をという発想から
書かれた作品ということでした。
2分に1回笑えると書いてありましたが、
苦笑も含めて、とにかく笑える作品でした。
どの役者さんもそのお役への
入り込み方が半端なく
振り切った演技を見せてくれました。
予定外のところでカツラがコロンと
落ちてしまうという
初日ならではの
ハプニングもありました。
見応えがあり笑いも涙もある御名残公演。
夜の部は来週観劇します。
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