ひと手間が生活の質を変えていく
2026/04/15
「微差は大差」
ほんの少しの違いの積み重ねが、
やがて大きな差になる。
そんな意味の言葉です。
長い年月の話だけでなく、
日常の中でも、この「ほんの少し」が
大きな違いを生むことがあります。
この冬、私は
「焼き芋をいかに美味しく焼き上げるか」
ということに、密かに挑戦していました。
同じ紅はるかでも、
近くのスーパーで売っている焼き芋は
蜜がたっぷりで、
驚くほど美味しいのです。
同じスーパーで売っている
紅はるかを買ってきて
ただホイルに包んで焼くだけでは、
普通に美味しい焼き芋にしかならない。
「何が違うんだろう?」
そう思って、いろいろ試してみました。
その結果、たどり着いたのが
ほんの少しの「手間」でした。
焼く前に、両端を少し切って
塩水に1時間浸ける。
100℃の低温で1時間焼いてから、
最後に200℃の高温で40分焼き上げる。
たったそれだけの違いで、
蜜があふれる、
甘くてとろける焼き芋になるのです。
同じ素材なのに、
ここまで違うなんて。
少しの手間が、
こんなにも大きな差を生む。
まさに「微差は大差」だと感じました。
ひと手間、ふた手間かかりますが、
その分、口にしたときの満足感は格別です。
「美味しい」と思いながら食べられること。
それは、とてもささやかで、
とても豊かな時間だと思うのです。
そして、こうした小さな積み重ねは、
暮らしのあちこちにあるように感じます。
断捨離も、同じかもしれません。
一つ手放す。
少し整える。
ほんの少し意識を向ける。
その積み重ねが、
気づけば大きな変化につながっていく。
以前は、たかが焼き芋のために
これだけの時間とエネルギーをかけるなんて
考えられなかったかもしれません。
でも、今は、たかが焼き芋だけれど
手間暇を惜しまず
その素材を最大限に活かす。
そんなことができるようになりました。
たったひと手間が
私の生活の質を変えていくのです。
焼き芋の季節は過ぎましたが、
この冬に身につけた「美味しく食べる技」は、
また次の季節の楽しみになりそうです。
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オフィス空(義永直巳)
京都府京都市中京区油屋町89
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