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使ってこそ、魂(こん)が宿る

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使ってこそ、魂(こん)が宿る

使ってこそ、魂(こん)が宿る

2026/06/22

今日は午後から京都芸術大学へ。

日本芸能史の講義を聴講にいきました。

 

現代的な建物とレンガの階段

 

 

今日のテーマは「狂言」

茂山忠三郎さんとお囃子方の方々が

まずは三番三(さんばそう)の実演、

その後、お話をしてくださいました。

 

歌舞伎や舞踊、狂言和泉流では

「三番叟」と書かれますが

大蔵流では「三番三」と記すそうです。

初めて知りました。

 

囃子方の並びが決まっていることや

大鼓と小鼓の違いなども興味深く

実際に小鼓の実演もさせていただきました。

 

松羽目物のお芝居の時には

お囃子方の方をガン見しそうです。

 

今日、一番、印象に残ったのが

「面(おもて)」についてのお話。

 

面というのは、

能楽では、この世のものではない人を

演ずる時につけるものと

聞いていましたが、

狂言では人間や動物など

生きたものを演じる時にも、

その表情を表すために使われるそうです。

 

今回、実演された三番三の黒式尉は

五穀豊穣を祈る大地の神として

演じられているそうです。

 

黒式尉の面を面袋から出して

そこに置いた状態と

それを顔につけた状態では

表情や面の様子が違いました。

 

それを「魂(こん)が宿る」

と言うのだそうです。

 

使わずに置いておくだけでは

魂は宿らないけれど

面は使ってこそ魂が宿るのだと。

 

「モノは使ってこそ」

というのは

使ってこそモノは生きるということ。

 

面に魂が宿るように、
モノにも魂が宿る。

 

それは、
使われた時なのかもしれません。

 

モノに宿る魂というのは

私たち日本人の精神として

元々持っているものなのだと

改めて気づきました。

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オフィス空(義永直巳)
京都府京都市中京区油屋町89
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