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一陽来福〜見えないところで、春は始まっている。

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一陽来福〜見えないところで、春は始まっている。

一陽来福〜見えないところで、春は始まっている。

2025/12/22

 

今日は二十四節気の冬至。
太陽が一年で最も南に下がり、

昼の長さがいちばん短くなる日です。

 

毎朝の散歩がその変化を感じさせてくれます。
夏には比叡山の頂上あたりから昇っていた朝日が、

今では大文字山の南の方から顔を出す。

「南に下がる」というのを感じます。


同じ道を歩いていても、

目に映る景色は確実に移ろっているのです。

 

冬至は「一陽来復」とも呼ばれます。
中国の古典『易経』では、

陰が極まり、そこから陽が復(かえ)ってくる転換点

とされています。


一年で最も日が短く、

冬が頂点に達するこの日を境に

流れは春へと向かいます。

 

けれど、冬至を過ぎたからといって、

すぐに暖かくなるわけではありません。


この先には小寒、大寒があり、

寒さはむしろ本番を迎えます。


一陽来復とは、目に見える変化ではなく、

”流れが転じたという「兆し」”なのだと思います。

 

易経は、実際に起こる前に、

すでに始まっている変化を観るための智慧。
目に見えないものを感じ取り、

自然の法則とともに生きるための

視点を教えてくれます。

 

この考え方は、断捨離にも通じるものがあります。
断捨離での変化は静かに始まります。
「何となく違和感がある」「もう合わない気がする」
そんな小さな感覚が、行動に先立って現れます。

 

モノを手放したあとで初めて、
「ああ、もう必要なかったのだ」

と気づくことも少なくありません。


断捨離でいう「内在智」とは、
この見えない兆しを知らせてくれる感覚なのだと

私は感じています。

 

冬至は、外から見れば

何も変わらない一日かもしれません。
けれど、確実に流れは切り替わっています。

今はまだ寒さの中にあっても、
私たちの内側では、次の季節へ向かう何かが、

すでに動き始めています。


この冬至に、自分の中で

静かに芽吹いている兆しに

心を傾けてみようと思います。

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