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美味しさは、ほんの少しの加減から

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美味しさは、ほんの少しの加減から

美味しさは、ほんの少しの加減から

2026/07/22

今日は午後から美容院へ。


長くお世話になっている美容院なので、

手土産にシフォンケーキを焼いて
持って行きました。

 

そこから、お菓子作りの話になり、

 

「美味しいお菓子を作るコツってあるんですか?」

とスタッフの方に聞かれました。

 

何だろうと考えて、

 

結局は、
「ひと手間」なのかな

 

と答えました。

 

美味しいお菓子を作るために、
何か特別な秘訣があるわけではありません。

 

基本の作り方を忠実に再現すること

これに尽きます。

 

そのために、
一つひとつの工程を丁寧にする。

その積み重ねなのだと思います。

 

お菓子作りの講座の受講を始めた頃、
基本の作り方を身につけるために

最初の課題のシフォンケーキを
10回以上焼きました。

 

十何回目かでようやく
先生から「合格」と言われたのを
覚えています。

 

でも、
ダメだった時と合格した時の違いが
当時の私にはよくわかりませんでした。

 

それほど、わずかな違いです。

メレンゲの硬さ、

なめらかさやツヤ感と

肌理の細かさ。

 

本当にわずかな差だと思います。

 

最初の頃は、

「メレンゲの立て方が甘い」

と言われていました。

 

それならばと、
次はこれでもかというほど
しっかり立ててみたら、

 

今度は、

「立て過ぎ」

と言われました。

 

立てれば立てるほど
いいわけではない。

 

そこには、
ちょうどいい「加減」があるのです。

 

もちろん、
食べられたらそれでいいのなら、

 

メレンゲの立て方が少しくらい緩くても、
立て過ぎていても、
それほど気にする必要はないのかもしれません。

 

けれど、

同じ材料を使うなら、
その素材が一番生きる状態にしてあげたい。

 

そのために必要なのが、
ほんのひと手間であり、
ちょうどいい加減を見極めること

なのだと思います。

 

「ひと手間かける」というと、

何かをたくさん足すことのように
感じるかもしれません。

 

けれど、
手をかければかけるほど
いいわけではないのですね。

 

足りなくても、
やり過ぎても、
素材は十分に生かされない。

 

そのモノをよく見て、
今、何が必要なのかを考える。

 

必要なだけ手をかける。

 

それもまた、
モノを生かすということ

なのかもしれません。

 

私が持っていくシフォンケーキを
美容院のスタッフの皆さんは
楽しみにしてくださっているようです。

 

美味しいと言って
喜んで食べてもらえると、

 

あの頃、
何度も何度もシフォンケーキを焼いた
「ひと手間」も、

今につながっているのだなと思います。

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