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実家の片づけから見える親子関係

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実家の片づけから見える親子関係

実家の片づけから見える親子関係

2026/01/09

実家に帰るたび、
「どうしてこんなにモノが多いんだろう」と
ため息をついたことはありませんか。

 

年末年始に実家に帰ったとき、
あまりにもモノが多くて、
さすがにこれは使っていないだろうと思うモノを手に取り、
母に聞いてみました。

 

「これ、要る?」

 

明らかに何年も使っていないと思うモノなのに、
母は迷いなく答えます。

「要る」

 

「使ってる?」と聞くと、
返ってきたのは、

「まだ使えるから」

 

私「え?使ってなかったやん」

 

母「使うから置いといて」

 

そんな会話が繰り返されます。

 

使えるモノは手放したくない。
それが母の本心なのだと思います。

 

私の中には、
“気持ちのいい環境で過ごしてもらいたい”
という思いがありました。

 

でも、その思いは届かず、
“モノを捨てるのは悪いこと”
という母の価値観の方が、ずっと強いようでした。

 

親子のあいだで断捨離が難しい理由は、
モノの量だけではないのだと思います。

 

「こうしてあげたい」という気持ちが、
どうしても強くなってしまうから。

 

母にしてみれば、
そんな思いは余計なお世話なのかもしれません。

 

それよりも、
頑張ってきた自分を認めてほしい、
そんな気持ちのほうが大きいのだと思います。

 

他人に認められなくても、
自分で自分を認められたら楽なのに──
そう思うのは、私の勝手な考えなのでしょう。

 

80年以上、
人に認められることで生きてきた母に、
今さら
「自分で自分を認めて生きて」
と言うのは、酷な話かもしれません。

 

人に認められることで、
母が機嫌よく過ごせるのなら、
それもまた、母の生き方なのだと思います。

 

だから私は、
モノを通して母に詰め寄ることはせず、
母が“心地よさ”を味わえる瞬間を
大切にしようと思いました。

 

親子のあいだには、
どうしても「期待」という邪魔者が入り込みます。

そしてその期待は、
相手を苦しめることがある。

 

母に「期待」するのではなく、
これからの時間に
ほんの少し希望が感じられるような関わりを
していけたらいいなと思いました。

 

母に、子どもの頃に言われた言葉を話すと、
「そんなこと言ってた?」と笑われました。

母も変化しているのだと気づきました。


私も、
“昔の母”というイメージを
手放さなければならないのだと、
気づかされました。

 

私が受け入れるのは、
変わらない母ではなく、
変化し続けている“今の母”なのかもしれません。

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